Unselected Kid Blog

プログラミングを中心に好きなことを好きなように書くブログ

プチビジネス1ヶ月レポート 12月号

はじめに

今回の1ヶ月レポート対象は、9月15日にリリースしたamazonの家具を寸法と価格から検索できる「家具サイズ検索|Amazon家具を価格と寸法(幅x奥行x高)から検索!」です。

furniture-size-search.herokuapp.com

学生の内にサービス立ち上げ経験を得たくてプチビジネスとして初めた。 作るのは非常に楽しいのですが冷静に分析する機会を作らないとなかなか難しいので、分析を行う。理由とその時何を考えていたかのログをとる意味で書いていくつもりです。 学生の内にサービス立ち上げや運営してみたい人の参考になればいいなー

サービスの目標

 家具が一番売れるのは 3~4 月位だと思うので「 3~4月に1年間の運営費を稼げるサービス 」にしていくことです。具体的には、現在の 1 ヶ月運営費用が 12 $ 位なので 1.5万円 を 3~4 月に回収すること。

注意事項

Google analyticsの詳細なデータの開示が利用規約違反にあたるので四捨五入した値を公開することにします。 Amazon アソシエイトは大丈夫そうなので生の値で公開します。 なので全て約〇〇だと思って見ていただければ幸いです。

12月

行ったこと

データ・ユーザ分析

  • Google Analytics

    • 前月→今月
    • UU:230→280↑
    • PV:790→1,040↑
    • 直帰率:60%→52%↓
    • ページ/セッション:2.5→2.8↑
      UUの増加、直帰率の低下はともにSEO対策によるOrganic Searchの流入増加に起因するものと考えられる。

    • バイス種別

      • desktop:79%→69%↑
      • mobile:19%→28%↑
      • tablet:2%→ー2%ー
        バイルサイトを作ったことでモバイルにおける検索順位が上昇しOrganic Searchでの流入が増加した。またモバイルの直帰率が前月は60%だったが40%まで低下した。ページ/セッションにおいても前月が2.4だったのに対し3.4と大幅に増えている。
    • 集客

      • Direct:170→190↑
      • Organic Search:70→130↑
      • Referral:50→30↓
      • Social:20→20ー
        Organic Searchの増加が2倍とはいかないものの大幅な増加が見られた。ランディングページを1〜28日まで確認した所それぞれのカテゴリページへの流入が増えていた。しかしながらロングテールキーワード対策に作成したページは残念ながら流入には繋がってはいない。引き続き効果的なロングテールキーワードを探っていく。
    • Amazonへの移動した人の集客サマリー

      • Organic Search: 30
      • Direct:18
      • Referral:4
      • Social:3
        Organic Searchから流入してきたユーザが最もAmazonの商品ページに移動している。引き続き検索流入を増やしていくことを目指す。
  • Amazon アソシエイト

    • UU:127→131↑
    • amazon商品ページ移動数:291→476↑
    • 注文数:8→12↑
    • 売上:約39,000円→83,000円↑
    • 利益:約1,170円→2490円↑
    • コンバージョン率:2.75%→2.52%↓
      やっとサーバ代を超える収益があがりサービスの黒字化することができました。コストダウンと収益増加のおかげですね。毎月倍々ゲームで売上が増えているのでこのペースを保ちたい。ひとえに検索流入が増やせるかにかかっている。

失敗と反省

結局ロングテールキーワードの対策が空振り続きだ。どうやったらロングテールキーワードでの検索流入を増やせるのかなぁ...

Heroku PostgreSQLをAWS RDSに変更した話

はじめに

今回は自分の運営するamazonの家具を寸法と価格から検索できる「家具サイズ検索」のDBコスト削減のためにRDSに変更したので備忘録として記事にしておきます。 これまではアドオンのHeroku Postgresを利用しており$9かかっておりRDSに移行することにしました。(RDSはdb.t2.microは100%稼働なら月額$13.03以上)

RDSの設定

下のサイトを参考にインスタンスを作成しました。画像付きで丁寧に解説してくれおり見ながら行えばすぐに終わります。
https://segment.com/docs/warehouses/postgres/

ここで気をつけるのはVPCの設定がデフォルトでなくCreate New VPCを選ぶことだけです。 あとはセキュリティグループでインラインのPostgreを0.0.0.0/0に変更します。

Herokuの設定

今までHeroku Postgres :: Databaseを使っているならバックアップして消しちゃってください。(自分の場合は既存データが不要だったので気にせず消しちゃいました) でないとコンフィグ書き換えのときにエラーが出ます。

heroku addons:destroy heroku-postgresql -a [heroku_app_name]

あとは下を参考に
Amazon RDS | Heroku Dev Center

コンフィグを書き換えるべく以下を実行してください。([user_name]、[passwd]、[host_name]、[port]、[db_name]、 [heroku_app_name]は適切な値に書き換えてください。)

heroku config:add DATABASE_URL="postgres://[user_name]:[passwd]@[host_name]:[port]/[db_name]?sslca=config/amazon-rds-ca-cert.pem" -a [heroku_app_name]

あとはrakeしたら終わりです! おつかれサマー

Google Cloud PlatformでElasticsearchを起動してHerokuから接続する方法

はじめに

今回は自分の運営するamazonの家具を寸法と価格から検索できる「家具サイズ検索」のコスト削減のためにElasticsearchに変更したので備忘録として記事にしておきます。 これまではアドオンのHeroku Bonsai Elasticsearchを利用しており、10万レコードまでで$10かかっておりGCPに移行することにしました。(GCPはf1-microなら月額$4.49以上)

起動方法

今回はGoogle Cloud Platformのこちらのテンプレートを利用します。

f:id:UnselectedKids:20161220195120p:plain

ここで好きなセッティングにしてください。 Herokuから接続するのであればサーバの位置をusに設定しておきます。はじめ設定されているasiaは高いのでレスポンス時間がシビアでないならusをオススメします。

自分は$1ほど高くなりますが、検索スピードを担保するために一応SSDに変更に変更しています。 計測した所一応0.3secあるかないかですが検索時間が早くなりました。 また10Gまでストレージ容量も増やすことができたので10万レコードのリミットもなくなりました。

デプロイが完了すると以下の画面でuser名、パスワード、IPを確認します。

f:id:UnselectedKids:20161220215552p:plain

あとはRailsでsearchkickを使っているのであれば以下のようにheroku configを設定する。

 heroku config:set ELASTICSEARCH_URL='http://[user]:[passwd]@[IP]/elasticsearch/' 

 heroku run rake searchkick:reindex

ちなみにrakeするときが最もCPUを食うみたいで200%つまり2つインスタンスが立ってしまう? なのでbachサイズを小さくするため、app/models/product.rbに以下の設定を足して2インスタンスが立ち上がるの防いでいます。(本当に2インスタンス立ち上がるのかは不明です...)

searchkick batch_size: 100

1ヶ月分(1月1日~1月31日まで)のコスト

参考になるかわかりませんが自分のサービスの1ヶ月運用したコストも公開しておきます。検索数が多くなるとネットワーク料金がかかるはずなので参考程度にしてください。

内容 金額(日本円)
Compute Engine Sustained Usage Discount [ Currency conversion: USD to JPY using rate 117.68 ] -210
Compute Engine Micro instance with burstable CPU running in Americas: 743.967 時間 700
Compute Engine Network Internet Egress from Americas to Americas 41
Compute Engine SSD backed PD Capacity: 10.333 Gibibyte-months 200
合計 731

プチビジネス1ヶ月レポート 11月号

はじめに

今回の1ヶ月レポート対象は、9月15日にリリースしたamazonの家具を寸法と価格から検索できる「家具サイズ検索|Amazon家具を価格と寸法(幅x奥行x高)から検索!」です。

furniture-size-search.herokuapp.com

学生の内にサービス立ち上げ経験を得たくてプチビジネスとして初めた。 作るのは非常に楽しいのですが冷静に分析する機会を作らないとなかなか難しいので、分析を行う。理由とその時何を考えていたかのログをとる意味で書いていくつもりです。 学生の内にサービス立ち上げや運営してみたい人の参考になればいいなー

サービスの目標

 家具が一番売れるのは 3~4 月位だと思うので「 3~4月に1年間の運営費を稼げるサービス 」にしていくことです。具体的には、現在の 1 ヶ月運営費用が 17 $ 位なので 2万円 を 3~4 月に回収すること。

注意事項

Google analyticsの詳細なデータの開示が利用規約違反にあたるので四捨五入した値を公開することにします。 Amazon アソシエイトは大丈夫そうなので生の値で公開します。 なので全て約〇〇だと思って見ていただければ幸いです。

11月

行ったこと

データ・ユーザ分析

  • Google Analytics

    • 前月→今月
    • UU:140→230↑
    • PV:690→790↑
    • 直帰率:60%→60%ー
    • ページ/セッション:3.1→2.5↓
    • バイス種別
      • desktop:77%→79↑
      • mobile:23%→19↓
      • tablet:0%→2↑
    • 集客
      • Direct:84→170↑
      • Organic Search:63→70↑
      • Referral:56→50↓
      • Social:20→20ー
  • Amazon アソシエイト

    • UU:64→127
    • amazon商品ページ移動数:261→291
    • 注文数:4→8
    • 売上:約17,000円→39,000円
    • 利益:約470円→1,170円
    • コンバージョン率:1.53%→2.75%
  • 見られていた商品

    • ラック :74
    • デスク:39
    • テーブル:32
    • 棚 :25
    • ボックス:15
    • チェスト:12

失敗と反省

ロングテールキーワードにおける対策は残念ながら結果に結びついていない。これは「テーブル 120cm」などの検索順位を上げられておらず引き続きSEO対策を行うことで改善していきたい。しかし難しいことも分かってきたので「テーブル 120 40」などへの変更も同時に検討中。

忙しいことを言い訳に結局コンバージョン設定やkibanaの導入ができていない。効果測定の精度をあげるためにも今月中には導入し計測する必要がある。

プチビジネス1.5ヶ月運営レポート

はじめに

今回の1ヶ月レポート対象は、9月15日にリリースしたamazonの家具を寸法と価格から検索できる「家具サイズ検索」です。 学生の内にサービス立ち上げ経験を得たくてプチビジネスとして初めた。 作るのは非常に楽しいのですが冷静に分析する機会を作らないとなかなか難しいので、分析を行う。理由とその時何を考えていたかのログをとる意味で書いていくつもりです。 学生の内にサービス立ち上げや運営してみたい人の参考になればいいなー

サービスの目標

 家具が一番売れるのは 3~4 月位だと思うので「 3~4月に1年間の運営費を稼げるサービス 」にしていくことです。具体的には、現在の 1 ヶ月運営費用が 23 $ 位なので 2万7千円 を 3~4 月に回収すること。

注意事項

Google analyticsの詳細なデータの開示が利用規約違反にあたるので四捨五入した値を公開することにします。 Amazon アソシエイトは大丈夫そうなので生の値で公開します。 なので全て約〇〇だと思って見ていただければ幸いです。

9月( 15 ~ 30日)

行ったこと

  • コンセプトと使い方の動画をニコニコ動画にアップロード
  • google search consoleを導入
  • google analytics を導入
  • SEO対策
    • キーワード調査
    • キーワードへの最適化
    • URL設計の見直し

データ・ユーザ分析

失敗と反省

  • サービスを5時間程止めてしまった...
    • 単純な機能の追加でdev環境をすっ飛ばして導入してテストをきっちり行わなかったことが原因自分で決めたフローはだるくてもやろう
  • URLを適当につけた...
    • 単純にURLが長いSEO的にも集客的にも良くなかった
    • URL設計を雑にしたせいでSEO対策として設計しなおしが発生した

10月( 1 ~ 31日 )

行ったこと

データ・ユーザ分析

  • Google Analytics

    • UU:140
    • PV:690
    • 直帰率:60%
    • バイス種別
      • desktop:77%
      • mobile:23%
    • 集客
      • Direct > Referral > Organic Search > Social
      • Directは多分ニコニコ動画からの流入
      • Organic Searchが少ないので引き続きSEO対策を続行...
  • Amazon アソシエイト

    • UU : 64
    • amazon商品ページ移動数:261
    • 注文数:4
    • コンバージョン率:1.53%
    • 売上:約17,000円
    • 収益:約470円

顧客セグメントを分けると以下に分類できる。

  • 直帰した人:60%
  • 検索した人:40%
  • 検索して商品ページに飛んだけど買わなかった人:45%
  • 検索して商品ページに飛で買った人:1.42%

その他に注目すべき点は

  • どんな商品を見たのか? (261)
    • テーブル:32
    • デスク:32
    • ラック:32
    • チェスト:30
    • ソファ:10
    • 本棚:5
    • ベッド:2
    • テレビ台:2
    • 収納:40
  • どんな検索を行ったのか?
    • ログ取ってなかった

失敗と反省

  • ログの集積が甘かった
    • 分析内容まで考えてログを取っていなかったがために有効な分析ができるデータを捨てていた...
      • Kibanaを導入するなど検索内容の分析を行う
      • どんな検索を行った人がAmazonに飛んでいるかわからない
  • SEO対策キーワードが間違ってた?
    • テーブル〇〇cmとかでSEO対策したほうが良いかもしれない

ブログ以外のサイトでAmazonアソシエイト審査に通すためにやった対策まとめ

はじめに

Amazon アソシエイトの審査もっとちょろいと思ってたんですが20回近く落ちたと思います。 検索すればブログの審査の通過例はたくさんありますが,逆にブログでないサイトの審査に関してはほとんど情報がありませんでした。
その為,Google Analyticsのアクセスとにらめっこしながら何度も申請し直す日々が続いていました。
ついに承認されたので何をやったのか記録を残す意味で書いていきたいと思います。

申請したサイト概要

一言で言えば,Amazonの家具をサイズ検索できるサービスです。家具サイズ検索

Amazonで家具を探すときに幅〇〇cmとか検索してもいい感じに検索できずイライラしたのがきっかけでした。
そこでProduct Advertising APIを使って商品情報を取得して正規表現で商品説明からサイズを取得してDBに保存して検索できるようにしています。

対策

  1. Product Advertising APIで取得した年月日を表示する
     価格や在庫数などを表示する場合必ず必要になるらしいです。
    (例)山善(YAMAZEN) テレビ台 幅80 ダークブラウン YWTV8030(DBR3BK)は3238円です。(2016年 09月 12日時点の情報)

  2. yahooメールからGmailに変更する
     関係あるかわかりませんがなんとなくGmailに変更しました。プロバイダのメールの方がいいらしいのでできる方はそっちを使った方が良いと思います。しかし今回はGmailで審査を通りました。

  3. 住所・電話番号に全角文字列がないか確認する
     今回確認の為にamazonのアドレス帳を編集して住所を編集した後,一応買い物しました。

  4. ファビコンとmetaタグのauthor,description,keywordsを設定する
     サイトが未完成ではなくちゃんと完成しているように見せるためにエラーなどもすべて潰しましょう。

  5. サイトにAmazonアソシエイト・プログラム参加者と明記する
     自分のサイトでは,「当サイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによって、サイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。」と表記しました。

  6. アソシエイトへの申請フォームでサイトの説明を頑張って書く
     これも効果があったのか無かったのかはわかりませんができることはすべてやるつもりで頑張って紹介文を書きました。

  7. footerに連絡先をできるだけ入れる
     メールアドレス(amazonに登録されている)、電話番号を記入してサイトの信用度を上げる。

  8. 申請URLをコンテンツのあるページにする
     これが決定的だったようです。Analyticsを見ているとトップページを数秒間しか見ていないことが気になったので検索結果のページを申請URLとして申請した所審査を無事通過することができました。

結論

 Amazonアソシエイトの審査スタッフの方に親切にすれば審査に通る。ページ遷移してサイトを審査するような手間を審査スタッフにかけさせてはいけない。

Amazonの家具サイズ検索サイトを作った

はじめに作成したサイト

一言で言えば,Amazonで家具を幅、奥行き、高さ、価格の範囲指定してサイズ検索できるサービスです。

www.kagusearch.com

今ではバージョンアップして,楽天,Yahooショッピングの家具も寸法から検索できるようになりました。 家具の情報は日々自動で更新・追加されています。 ぜひ使って見てください。

作ったきっかけ

棚をAmazonで探す場合、「棚 150」とかで検索すると思います。
しかし検索結果にはサイズは表記されません。
そのため幅150cmと思ってクリックすると違った大きさのものだったりするのが非常にイライラされられます。
他にも高さや奥行きなどの要素も含んだ検索はAmazonでは現状不可能です。 またmmとcmと表記が統一されておらずいい感じに検索できません。
しかもカテゴリを選択しないと価格の絞込さえできません。

そこでAmazonの家具を幅、奥行き、高さ、価格を範囲指定して検索できる家具サイズ検索サイトを作ろうと思いました。

使い方

詳細の使用感などは下の動画で

こちらは古いので使い方に関しては以下のページをご覧ください

unselectedkids.hatenablog.com

利用技術

Product Advertising APIを使って商品情報を取得して正規表現で商品説明からサイズを取得してDBに保存して検索できるようにしています。
検索には、elasticsearchを利用しており高速な検索を実現しております。

最後に

利用した感想ご意見などは以下のフォームで送っていただけると幸いです。
皆様にぴったりサイズの家具との出会いがありますように!

家具searchに関して